コンセントが自然発火して火事になる、という話を聞きますがどうしてそんなことが起こるのでしょうか？

コンセントの自然発火は、長時間、プラグを差し込んだ状態で放置していることから起こるものです。
コンセントプラグは、法規で定められた絶縁材で覆われていますので、それ自体は安全です。

しかし、プラグを差し込んだまま、長い長いあいだ放置していると
時と場所によっては、結露の水滴がたまり、その水分が導電材となってショートしてできた熱がついには発火する場合があるのです。

プラグにホコリが溜まると、さらに危険度は上がります。
たとえその場所に結露や湿気がなくても、そのホコリが空気中の水蒸気をたくわえ
絶縁物の周期に電気を導く道ができてしまうからです。

この現象を「トラッキング」と呼びます。
こうなると、先の例と同じように、発熱し、やがて発火に繋がります。
こうして起こる火災のことを「トラッキング火災」といいます。

この火事を防ぐには、方法は一つだけ。
プラグを差し込んだまま放置せず、定期的に抜いてきれいに掃除をするだけでいいのです。
洗濯機や冷蔵庫などのプラグには、特に注意が必要です。

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